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慈林薬師/宝厳院について

慈林寺(慈林薬師)宝厳院は、医王山と号する真言宗智山派のお寺です。當山は、元文4年(1739)の縁起によれば、天平13年(741)聖武天皇の勅願によって、光明皇后眼病平癒を祈るために行基菩薩が薬師仏を安置する薬師堂を建立したことが開創の起源とされています。その後、文徳天皇の代に再興し、清和天皇の代に寺領を拝領したとされています。この3人の天皇から勅願を受けたことから、「三勅願寺」とも称します。また、當山に現在伝わっている薬師仏は、慈覚大師円仁が一刀三礼して彫ったものと伝えられ、普段は秘仏とされています。 寛永19年(1642)には、徳川幕府より寺領30石の御朱印を薬師堂領として拝領し、中本寺として周辺に数多くの末寺を擁していた他、領家光音寺、朝日薬林寺の薬師と併せて当地周辺の三薬師と呼ばれていました。慈林寺は通称「慈林薬師」とも呼ばれ、古くから眼病平癒の信仰を集めてきました。御縁日(毎月8日)には護摩修行が行われ特に初薬師(1月8日)と大祭(5月8日)には多くの僧侶と参拝者が列座して盛大に行われます。          
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